呼吸を変える
呼吸を変えることは、どんな状況でも意識を変えることができるコントロール方法です。
選手にメンタルのコントロールを教える際には、まず呼吸の変え方による変化を実感してもらうことです。
人は笑いながら怒ることができないようにできています。
同じようにゆっくり深く呼吸しながら緊張することはできないです。呼吸を変えることにより、自然とリラックス状態に脳は変化します。
試合前の気の高まり、緊張状態、プレー中、ミスの後、絶えず自分で呼吸をコントロールすることにより心の状態をコントロールして、力を発揮できるようにします。
ネガティブな感情や不安や緊張を、息を口からゆっくりと吹き出しながら吐き出していきます。
そして、鼻からゆっくり深く息を吸いながら、自分はできるという気持ちをお腹を膨らませながら取り込むことを繰り返すことにより、意識と心の状態は変化します。
小学生や中学生でも取り入れることができ、シュートをはずした後、失点した後、ミスした後に意識的に行い、即座に自分のパフォーマンスを出そうと取り組んでいます。
「ミスを引きずるな」と声を掛けても、「ミスを引きずらない」と考えれば考えるほど、感情も同調したままミスのことを考えてしまい切り替えることはできないです。
呼吸を変えて意識が変わると、ミスではなく次に同じ場面がきたらどうするかと冷静な思考とチャレンジ精神を取り戻します。