アプローチには、支援型アプローチと外的コントロールがあり、その2つのもたらす結果は大きく異なります。
支援型アプローチとは?
「自分はどうなりたいのか?」「自分はどうすればなれるのか?」「自分は今何を行動すべきか?」…
支援型アプローチは、本人も気づけていない願望、欲求に気づかせることをサポートし、自分で考え行動できるようにするためのアプローチです。
支援型アプローチ
話を聴く→自分の心に気づかせます。
思いやり・勇気づけ→実現への難しさを理解し、行動を応援します。
支援する→具体的行動をサポートします。
信頼する→自己肯定感が高まり、自ら行動するようになります。
外的コントロールとは?
一方外的にコントロールしようとする外的コントロールは、すぐに行動し問題が解決したように見えますが、損得による行動のため、主体的行動は育たないです。
そのため自分で考え行動することからは遠ざかります。また外的コントロールを繰り返すことにより、信頼関係は失われていきます。
外的コントロール
責める、批判、脅し、罰→行動しますが、損を回避するために行動しているだけです。
褒美→行動しますが、得を得るために行動しているだけです。
外的コントールではなく、支援型アプローチにより、自ら問題を解決して、自ら目標実現に行動できるようにサポートしていく必要があることを心に留めておきたいです。
戦う前段階のサポート
準備できている選手と準備できていない選手を理解するとアプローチは変わります。
結果を求められる試合が近づくと戦うための要求は高くなり、その要求に応える準備のできている選手にとっては、新たなるチャレンジと捉えて更なる成長を見込めます。
しかし、準備のできていない選手にとっては、自分が背負う役割や責任にプレッシャーを感じてしまいます。
求められることを「達成できるだけの自分の力が不足している」という現実が突きつけられて、「何とかしたいが、どうすればいいかわからない…」と負の連鎖に陥りやすいです。
本人が強い意志により、そこを変えなければいけないことは存在していますが…
そこにまだ到達できていない選手にとっては、思いやり、勇気づけ、応援、戦う前段階のサポートが必要不可欠です。
準備できている選手と準備できていない選手を理解し、サポートしてあげる必要があります。